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ピーボディ賞作品「人狩り」 放送界に衝撃走る

2015年06月02日

【新唐人2015年06月02日】第74回ジョージ・フォスター・ピーボディ賞の授賞式が5月31日、ニューヨークで行われ、法輪功学習者に対する中共当局の暴挙を暴いたドキュメンタリー映画、「人狩り(Human Harvest)」が受賞しました。この作品は、これまでにも数々の賞に輝いています。

 

世界の優れた放送作品を表彰する「ピーボディ賞」は、放送界のピューリッツァー賞と評されています。今年、受賞に輝いたのは、生きた人間から臓器を奪う暴挙を暴いた「人狩り」でした。

 

作品の監督は、中国系カナダ人のレオン・リー(李雲翔)氏です。リー監督は受賞の要因について、テーマそのものが衝撃的で、しかも最も重要な問題の1つだからだろうと分析しました。

 

レオン・リー監督

「栄誉ある賞を授かったのは、作品の質が認められたことと、何よりも臓器狩りが注目されたのだと思います。ピーボディ賞のスローガンが『The story that matters』 つまり『重要な物語』です。これは今最も重要な問題の1つです」

 

カナダメディア基金会 ヴァレリーCEO

「臓器狩りを世界に知らせることが重要です。私たちの身近で起きているので、傍観者のように放置すれば、無責任になります」

 

ドキュメンタリー映画「人狩り」は、人権派弁護士、デービット・マタス氏やカナダの元国会議員、デービッド・キルガー氏が中国で起きている臓器狩りの調査をする過程を描いたほか、中国に行って移植を受けた患者のインタビューも収録しています。

 

人権派弁護士 デービッド・マタス氏

「作品は調査が明かした真相を記録しています。作品を通じ真相が広まりました。我々は今後も真相を伝え続けます」

 

カナダの元国会議員、デービッド・キルガー氏

「今 新たに世界の関心を呼んでいます。肝心なのは中共に巨大な圧力を与えて、臓器狩りをやめさせることです。我々は今後も圧力を与えていきます。中共に恥だと思わせるのです。ナチスのようだと」

 

中共当局は生きている「良心の囚人」から組織的に臓器を奪い、暴利を得ています。作品は、事実や証言を積み重ねて、この暴挙の存在を証明しました。例えば、ある医者は電話取材で、生きている政治犯から臓器を奪っていると漏らしています。

 

記者

「なぜ『人狩り』が受賞したのでしょうか」

 

ピーボディ賞 フレッド・ヤング審査委員会副委員長

「作品の内容はどの国の人にも関係があるからです」

 

ピーボディ賞 エッケン審査委員会委員長

「とても優秀な作品です。中国で起きている多くのことを私たちは知りません。知らないからこそ 誰も私たちに暴露しません。このような作品は大切な情報を伝え、私たちにとって非常に重要です」

 

今年のピーボディ賞には1000を超える応募作品がありました。受賞するには、審査委員17人が全員同意しなければなりません。今回の審査委員は、雑誌「タイム」の元編集長、CNNのコメンテーター、CBSのベテランプロデューサーなど、メディア界の大物がそろいました。これが、ピーボディ賞は放送界で最も栄誉ある賞だと言われるゆえんです。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/06/02/a1200705.html (中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

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